重曹のチカラ
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重曹とは何か

重曹とは何か近年、利用者が増え続けている重曹。主に掃除を楽にするために使っている人が多いと思います。
しかし重曹にはそのほかにも様々な使い道があり、使い方ひとつで家事のほとんどをこなすことが出来ます。より多くの使い方を知れば日常の生活が快適になります。

重曹の特性

重曹とは炭酸水素ナトリウム(NaHCo3)の別名で重炭酸曹達の略称です。重炭酸ナトリウム、重炭酸ソーダ、酸性炭酸ナトリウムとも呼ばれています。加熱すると水と二酸化炭素を放出し、270℃で無水炭酸ナトリウムになります。弱アルカリ性であるため、使用後はそのまま下水道に流しても環境に悪影響を与えるということがありません。

また水に溶けにくい性質を持ち、その他にも消臭や吸湿等の効果、粒子が細かいため陶器や金属の研磨材として使っても傷がつかずにすみますが、アルミや銅は柔らかい金属のため注意が必要です。弱アルカリ性であるため酸性度の強い土壌の中和にも役立っています。

保存する際は密閉して風通しのよい冷暗所に置いておくのがよいでしょう。時間がたつと性質が変化します。掃除、洗濯には問題ありませんが入浴、飲食はやめたほうが良いです。

重曹の歴史

重曹は19世紀初めにオースチンチャーチという医師によって人工の重曹の製造方法が発見され、その後150年前からアメリカの家庭で使われ始め現在でも頻繁に使われています。

昔の日本でも重曹泉と呼ばれる温泉が、宮城県や熊本県をはじめ日本各地にあり、昔から湯治に使われてきました。家庭では料理のあく抜きやふくらし粉として、また掃除の道具として使われてきましたが、高度成長期を経て核家族化が進み、合成洗剤の普及も広く行われたことによって使用方法が親から子へと伝わることがなくなり、使い方が忘れかけられました。

しかし1998年に、(カレン・ローガン著/佐光紀子訳「天使は清しき家に舞い降りる」集英社)の出版がきっかけとなり重曹を使った掃除法等が注目されるようになりました。

重曹泉について

重曹泉について古くから湯治に使われた重曹泉とは現在の温泉法ではナトリウム炭酸水素塩泉とよばれ、泉水1kg中340mg含まれている温泉がこれに当てはまります。さらにこれを細かく分類すると純重曹泉、含炭酸重曹泉、含食塩重曹泉等があります。かき混ぜるとアルカリ性になり体の表面の水分発散が盛んになりますが、湯冷めしやすいという側面もあります。このため「冷えの湯」とも表現され夏場に向いている温泉だといわれています。

また、肌をなめらかにする効果もあり「美人の湯」とも言われています。飲泉することによって肝臓、すい臓の働きが活発化するので糖尿病、痛風、胆石などの病気にも効果的であり、胃酸を中和するため慢性胃炎を抑える効果もあります。

ヨーロッパでは「肝臓の湯」とも呼ばれています。その他の効果として、うがいをすることによって、のどの炎症を和らげることができます。ただし、高血圧症、腎疾患の人の飲泉は控えたほうがよいです。

人工の重曹と天然の重曹の違い

重曹には大きく分けて天然物と人工物があります。宣伝文句では天然物は人工物より効果が高いといわれていますが、天然物のほうが細かい粒子であるという以外はどちらも品質に大きな差はありません。

天然重曹はトロナ鉱石と二酸化炭素を反応させて作り出します。日本では重曹の元となるこのトロナ鉱石がとれないため、食塩水から電気分解して水酸化ナトリウム溶液を取り出し、二酸化炭素を反応させて作り出す方法が一般的です。

尚、トロナ鉱石自体は世界各地でとれるため希少価値があるというわけではありません。


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