重曹のチカラ
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医薬品に使われる重曹

医薬品に使われる重曹重曹は医薬品の材料にも使われていて、主に胃に関係する病気の治療をするため、薬の材料として使われています。他にも医療の現場では、薬品の原料として欠かせないものになっています。


どのような病気に使われるか

よく使われるのは、胃潰瘍や胃酸過多になった時、出すぎた胃酸を抑えるための制酸剤の材料に使われます。他には、胃もたれ、食欲不振等の薬として、センブリと組み合わせて使われます。また、痛風の治療薬の材料にもなっています。痛風というのは腎臓機能の故障が原因で、血液中の尿酸値が高くなり発生する病気です。このための治療法として、重曹を服用することによって、尿酸の排出を促進させる必要があります。

急性腸炎にも様々な段階があり、入院しなければならない場合としなくてもいい場合があります。このうち医師の診察を受け、入院しないですむ程度の急性腸炎であったと診断をされたら、家庭で安静にしなければなりません。この時、下痢による脱水症状がひどくなったときのための水分補給として、補給用の水に重曹を入れることを、WHO(世界保健機関)が奨励しています。詳しい内容は、食塩3.5g、重曹2.5g、塩化カリウム1.5g、ブドウ糖20gを1リットル中の飲料水に入れます。

その他にも、身動きが取れなくなってしまった障害者や、高齢者の介護で口内炎を防ぐための口啌(こうくう)の掃除をする際にも、重曹が使われています。よく人間ドッグで飲む、バリウムの発泡剤としても重曹が使われています。急性咽頭炎(いんとうえん)という、急に咽が赤くはれ、食べ物を飲み込む際に、のどに痛みを伴う病気になったときには、重曹水でうがいをして、のどにルゴール液をつけたほうが良いでしょう。

家庭で出来る重曹を使った薬品

家庭でもコップ1杯のぬるま湯に、重曹を少量入れれば簡単な制酸剤が出来ます。家庭では他に、目を洗う洗浄液が出来ます。カップ1杯分の精製水にごく少量(小さじ1/8弱)の重曹を入れ、消毒した点眼容器に入れればできあがりです。必ず一回で使い切ってください。

重曹を使った動物用医薬品

重曹を使った動物用医薬品重曹は動物用の医薬品としても使われています。下痢や胃潰瘍になった時に、胃酸の酸度をさげるために胃腸薬として投与します。それでも症状が改善されない場合は、すぐに獣医に見てもらうようにしてください。また、ペットの体を洗うときのシャンプー代わりに使うことも出来、消臭効果もあり、後でペットが体をなめても重曹自体無害なため安全です。


副作用・使用上の注意

重曹を服用したことによる副作用としては、大量に服用することによる高血圧、体内塩分増加、胸焼けがしたり、むくみが生じることもあります。他の副作用として、血液中のアルカリ度が高くなり、体が他の薬の吸収をしなくなるといったこともあります。

もともと高血圧であった人や、心臓病や腎臓病、心機能障害、肝機能障害等、ナトリウム投与による症状悪化の恐れがある患者には、慎重な判断が必要とされます。その他の病気、高ナトリウム血症、妊娠中毒症患者等の、ナトリウム摂取制限を受けている患者には使用できません。また心疾患患者も同じく血中濃度が高くなり、症状が悪化してしまうため、使用できません。

内服薬以外に使われる重曹

内服薬以外で重曹が使われている例として、細胞の培養液のphを調節するときや、化学実験等で、塩酸や硫酸などの危険性の高い酸性の化学薬品でヤケドをしてしまった時、応急処置として重曹水が使われます。

医療用としては、大腸の内視鏡検査や、手術の前処理に使われる経口腸管洗浄剤(けいこうちょうかんせんじょうざい)の原料のひとつになっています。人工透析用輸液にも重曹が含まれています。人工透析用輸液とは、腎臓機能が停止し、人工腎臓が必要になった人が、人工透析を行った際に出た老廃物を出すために必要な溶液のことです。7%に薄めた重曹水を、一回分の透析で5リットル使用することになっています。


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